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キャリこれ

職場でキャリアのコミュニケーションを増やす。「プラスキャリアプロジェクト」に参加しませんか?

調査研究

活動

2021.1.8


昨年のコロナ禍により、私たちの働き方は大きく変わりました。
そして迎えた2021年も、新年早々に緊急事態宣言が発令され、今しばらく、リモートワークや新しい事態への対応を余儀なくされる日々が続きそうです。コロナに振り回される毎日に、モヤモヤとした気持ちや不安を抱きながら働いている方も多いことと思います。
今、企業は、どう社員に寄り添い、どのようなキャリア支援を行っていったらよいのでしょうか。
私たち日本マンパワーは、1つのソリューションとして、社員同士で、キャリアについてもっと話す機会を増やすことを提案します。具体的には、マネジャーと部下または職場仲間同士で、キャリアをテーマに対話・雑談する。一歩進んで、キャリア支援者(キャリアコンサルタント等)への相談もおすすめします。
おたがいの強みや大切にしたい価値観、自分のありたい姿などのコミュニケーション量が増えることで職場の風通しが良くなり、社員が自分の仕事にやりがいを感じてイキイキ働けることで、社員のキャリア支援だけでなく、コロナ禍をのりきるチャレンジ・イノベーションをうむ風土づくりにもつながると思っています。
そこで、2021年1月、日本マンパワーは「プラスキャリア プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、職場でキャリアに関するコミュニケーションを増やす活動です。この記事では、このプラスキャリアがどのようにうまれたか、そしてプロジェクトの具体的な活動内容をご紹介します。

プラスキャリアに込めたメッセージ

プラスキャリアというコンセプトは、2020年、某旅行会社様とのプロジェクトで、マネジャーと部下が行うキャリア面談を啓発するメッセージとして誕生しました。多忙なマネジャーに向けて、キャリア面談はわずらわしいものではなく、皆さんのマネジメントをサポートするもの。ぜひ「日常の面談やコミュニケーションにプラスして、キャリアについて話していただきたい」という想いを込め『プラスキャリア』と名付けました。
しかし、このプラスキャリアに込める想いは、昨年のコロナ禍の中で変化していきました。
いま、社会や企業は大きな変化に直面し、仕事や将来のキャリアについて不安を感じるひとが少なくありません。さらにリモートワークによって、マネジャーと社員とのコミュニケーションが少なくなったことがこれらの不安に拍車をかけています。
オンラインのコミュニケーションは「報告や連絡、合意形成」といった成果志向のコミュニケーションが中心。「対話や相談、雑談」といった関係性をつくるためのコミュニケーションが少ないと言われています。
現状が続けば、職場や同僚とのつながりを希薄に感じ、将来への不安を抱く社員も増えていくことでしょう。個人のパフォーマンス低下やメンタル不全、早期離職、チーム不活性化の問題に発展することが懸念されます。
企業人事のお客様から、コロナ禍でおこった職場・社員の変化の話を多くお伺いし、私たちは次第に『プラスキャリア』にもっと広い意味を持たせたいと思うようになりました。
「マネジャーと社員のキャリア面談に限定せず、社員同士がキャリアについて対話するキャリア対話、社員がキャリア支援者(キャリアコンサルタント等)に相談するキャリア相談、節目や公募で開催するキャリア研修なども『プラスキャリア』に含めよう。キャリアについて話す機会を増やすことで、コロナ禍のリモートワークによって生じた問題の解決につなげていきたい。」
プラスキャリアには、このようなメッセージも込められています。

プラスキャリアに込めた思いをロゴに宿す

続いて私たちは、プラスキャリアを広く発信するためのロゴのデザインに取り組みました。プロのクリエイターに、企業で行われているキャリア支援の現状や課題感、その課題を解決するためにプラスキャリアに込めた想いなどをお伝えし、推敲の末にこのロゴがうまれました。
<ロゴに込めた想い>
・対話や会話の象徴が「吹き出し」であること
・吹き出しがつながり花びらを形づくることは「対話を重ねてキャリアを豊かにする」意味があること
・花びらを彩る7色には「多様な」「希望」という意味があり、キャリアの多様性を尊重する姿勢やその先にある希望を大切にしたいという願いがあること
余談になりますが、クリエイターの方がつくってくださったロゴ候補は、なんと10種類以上!
私たち企画メンバーが、うまく言葉にできずにモヤモヤした想いしか伝えられなかった時も、クリエイターの方はいつも丁寧なヒアリングでイメージを具現化してくれました。また、対話や多様性といった込めたい想いを反映したロゴ候補を、いくつもいくつも描いてくれました。
クライアントの言葉の解像度を高め、視覚的にデザインをおこしていくプロのクリエイターの姿に、いつも深い尊敬と感謝の念を覚えていました。この場をおかりし、二人三脚でこのロゴをうみだしてくださったレベルフォーデザインの皆様に心より御礼を申し上げます。

残念ながら採用されなかったものの、私たちの記憶に残り続けるであろうロゴ候補たちです(笑)

マネジャーや社員が「気づき」「興味を持つ」ためのツール

さて、ロゴ完成後に取り掛かったのが、コミュニケーションツールの制作です。なぜなら、どんなにコンセプトやプログラムを仕上げても、届けたい相手にメッセージが伝わらなかったら意味がなくなってしまうからです。
私たちのお客様の中にも、自社で充実したキャリア支援策を整備されていても、社内周知(インナーコミュニケーション)の現状に課題感をお持ちの方が少なからずいらっしゃいます。
そこで、キャリア支援策の推進者から、現場のマネジャー・社員に発信するためのコミュニケーションツールを制作することにしました。具体的には「ポスター」「バーチャル背景」です。
「ポスター」
会社に出社している社員を対象にしたツールです。ポスターは「キャリア面談・キャリア相談編」と「キャリア対話・キャリア研修 編」の2種類があり、コピーや本文にはキャリアについて対話・会話することへの問いかけやメリットを記載しています。
職場や会議室、オープンスペース、研修室などの壁にポスターを貼り出すことで、「これはなんだ?」「うちのキャリア支援って何があるんだ?」と自社のキャリア支援プログラム(キャリア面談やキャリア相談、キャリア研修など)に対して興味を持つきっかけにしていただきたいと考えています。
「バーチャル背景」
リモートワークの普及により、社員のキャリア支援策も急速にオンライン化が進みました。マネジャーと部下のキャリア面談、キャリア研修、キャリア支援者によるキャリアコンサルティングも例外ではありません。
こうしたオンラインによるキャリア支援プログラムをサポートするツールがバーチャル背景です。マネジャーやキャリア研修の講師、キャリアコンサルタントなどの
キャリア支援者にこのバーチャル背景を使っていただきたいです。そうすることで「キャリアを考えたり、対話したりする場であること」ことをマインドセットし、形式的になりがちなオンラインコミュニーションのアイスブレイクにもなる効果を期待しています。
なお、バーチャル背景は3種類の静止画版、1種類の動画版をつくりました。
これらのツールは、マーケティングのAISAS(※)モデルで言えば、「Attention」や「Interest」の位置づけであり、単体で活用するものではなく、社員が自社のキャリア支援制度やプログラムに興味をもったり、主体的に参加することを促すことをイメージしています。
(※) AISASモデルはマーケティング理論の1つです。ターゲットがどのような行動をとるのかパターン化したモデルの一つであり、Attention(注意)⇒Interest(興味)⇒Search(検索)⇒Action(行動)⇒Share(共有)の5つの英単語の頭文字から名づけられています。

プラスキャリア プロジェクトにご参加いただけませんか?

私たちの「プラスキャリア プロジェクト」は、まだスタートしたばかりです。
現在、弊社とお取引(※)があり、プラスキャリアに込めたメッセージに共感いただいた方に、このポスターやバーチャル背景などのツールを無料でご提供しています。
※弊社キャリアコンサルタント養成講座を受講された方。弊社キャリア支援サービス(キャリア研修、キャリアコンサルティング業務委託、映像・冊子コンテンツ等)を導入された企業様。
今までの記事を読んで当プロジェクトに関心を持ったという方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらのお問合せフォームからご連絡ください!資料をお送りします!
なお、ポスターやバーチャル背景に自社の企業名やメッセージ、社内キャリア支援サイトのQRコードを挿入するなどのカスタマイズも有料で承っています。お問合せフォームよりお気軽にご連絡ください。
大きな変化を受け入れ、新たな未来をつくることが求められる今こそ、
職場でキャリアのコミュニケーションを増やすことが、個人と組織のこれからの関係性を豊かにし、新たなチャレンジ・イノベーションをうむ土壌にもなると信じています。
皆さまが取り組まれるこれからのキャリア支援においてこのプロジェクトが少しでもお役に立てればと願っています。 
+Career\プラスキャリアは(株)日本マンパワーの登録商標です。

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