MENU

キャリこれ

オンラインで楽しく学ぶ、コミュニケーションと経験学習 「オンラインチームワーク研修“謎解き宝探し”」ASKUL LOGIST様 導入事例

インタビュー

企業

2021.9.2


今年2月にご提供を開始して以来、数々の企業様でご好評をいただいている「オンラインチームワーク研修“謎解き宝探し”」。
今回、今年の4月に新人研修の一環として本研修を導入いただいたASKUL LOGIST様に、導入の目的や効果、人材育成において大切にされていることをお伺いしました。「謎解き宝探し」のさらなる魅力と共に、新入社員育成のヒントもお届けいたします!
〇ゲスト
ASKUL LOGIST株式会社
経営本部 人事総務部 人材開発課
饗場 和敏 様 尾崎 由樹 様
〇インタビュアー・編集
株式会社日本マンパワー マーケティング部
中村 裕 小池 由里子
Q1:まずはASKUL LOGIST様について簡単にご説明いただけますか。
尾崎様:2009年4月アスクルサービスの物流効率向上と、一体的な事業展開を図ることを目的とし設立されたロジスティックス事業会社です。親会社であるアスクルが運営する通販サービスの物流と配送機能を担っています。
ASKUL LOGISTという社名は最高の「BEST」と物流の「LOGISTICS」を掛け合わせており、最高のロジスティックスをお客様に提供する、というミッションを表しています。より早く正確に商品をお届けできるよう、日々サービスの進化と社員1人1人の成長を目指しています。
中村:社名にも素敵な意味があって良いですね。ミッションやビジョンが込められているとわかりやすいですし、なによりも記憶に残ります。
Q2:貴社の人材育成において、軸にしていることや大切にしていらっしゃることがありましたら、ぜひ教えてください。
尾崎様:ドライバーは特にお客様と直に接する立場にいるので、お客様へより良いサービスを提供するためにも、彼ら社員が安心・安全な職場でやりがいをもって働けることが重要だと考えています。そのためにも、人材育成には力を入れています。
人材育成の軸は経験学習、振り返りです。新入社員は、これまでも学生生活の中で無意識に振り返りをしながら学業や部活に取り組んできていたとは思うのですが、それを仕事として意識的に行うようになってほしいと考えています。
研修を組み立てる際は、どのようにして振り返りを習慣化させるか、という点を特に意識していますね。また、振り返りとPDCAを回すことの重要性は新卒社員に限った話ではないので、既存の社員に対しても同様に、研修などを実施しています。
饗場様:それに加えて重要視しているのはコミュニケーションです。物流や配送の現場では、コミュニケーションが大きなカギになります。
新入社員は他者とのかかわり方や関係性の作り方に必ずと言っていいほど悩むものですが、特に当社の現場の場合、中途採用の社員や業務委託の方、派遣スタッフの方が多くいらっしゃるので、正社員として入社する新卒は、周囲との年齢や経験の差を感じて壁にぶつかってしまうことがよくあるのです。
雇用形態も年齢もさまざまという多様なメンバーと協力することが求められる環境なので、円滑に業務を進めていくためには、やはりコミュニケーション能力を身に着けることが欠かせません。
中村:饗場さんから「コミュニケーション」というキーワードをいただきましたが、コロナ禍以後、御社の業務上でのコミュニケーションスタイルに変化はありましたか。
尾崎様:物流センターの現場や営業所のドライバーはリモートでできる仕事ではないので、業務上の会話ややり取りには大きな変化はありません。
ただ、歓迎会や懇親会の禁止、昼食時の会話禁止といったルールが定められているので、仕事以外の部分で関係性を築いていくことが難しくなってきていると感じています。
Q3:今回、新入社員研修の一環として謎解き宝探しのプログラムを導入いただきましたが、決め手になったことはなんでしょうか。導入までの経緯やポイントもお聞かせいただければ幸いです。
尾崎様:導入の最大の決め手になったのは、私自身が実際に謎解き宝探し研修を体験してみて、当社のニーズにとてもマッチしていると実感できたことです。
以前は新人全員に対し経験学習やコミュニケーションに関するセッションを集合研修で実施していました。
しかし、コロナ禍になってからは集合研修ができなくなり、経験学習やコミュニケーションについてどのように学ばせれば良いのか非常に悩みました。毎日の日報で一日の振り返りや明日の行動について考えさせてはいたものの、それだけでは足りないので……。
また、新人研修は講義が多くなりますし、先ほどお話ししたように気軽な雑談をするのも難しい環境になってきているので、新人同士が楽しみながら気軽にコミュニケーションを取れる場も設けたかったのです。
とはいえ、内製、しかもオンラインでそのようなワークを行うのはなかなか難しいので、プロの方にお願いできるプログラムを探し始めました。
そんな時、たまたま日本マンパワーさんの謎解き宝探し体験会を見つけて参加しました。
まず、「オンラインでできる」という点がまさしく探し求めていたポイントでした。加えて、楽しみながらコミュニケーションを取れること。それもただ楽しいだけではなく、相手が知らないことを限られた手段で伝えなくてはならないようなコミュニケーションの難しさも体感できること。また、ラウンドごとに振り返りと作戦会議を行う全体構成も魅力的でした。
こういったゲーム形式の研修は、やっぱり体験してみないとわからないことが多いので、実際に体験ができたのは、とてもありがたかったですね。
饗場様:私としては、尾崎が導入したいというのであれば良いのではないか、と思いました(笑)。もちろん内容も確認し、営業担当さんともご相談をさせていただきましたが。やはり、コミュニケーションを取って振り返りをしていく、という我々が最も重視している要素が含まれているのは大きかったですね。
Q4:今回の研修実施にあたり、プログラム上で何か工夫されたことはありましたか。
饗場様:もともとこの「謎解き宝探し」は2ラウンド制での実施が標準だと思うのですが、今回は3ラウンド制にして実施していただきました。ラウンドを増やした理由は、振り返りのひとつひとつに意味を持たせ、経験学習のサイクルを体感すること、またワーク中のコミュニケーションを通じ同期間の繋がりを強めてほしいという狙いがありました。3ラウンド制にすれば、各チームでうまくいっていること、取り組んで良かったことを全体で共有し合うタイミングをより多く設けられます。お互いに情報共有をし、各々の課題に気付き、協力して改善をしていく、というプロセスをよりリアルに学べるのではと考えました。
当社の物流拠点は全国にあるので、どこかで良い取り組みをしていても、別の拠点に共有するようなことがなかなか難しいという課題があります。
しかし新卒社員は研修後に全国各地に配属されるため、お互いをよく知るメンバーが各拠点にいることになります。それは新卒だからこそのメリットです。
同期がいる別の拠点ではどんな取り組みをしているのか、最近どうなのか、と気軽に聞いたり相談したりできるようになってほしい。そんな関係性を築いてくれることも期待して、研修を実施しました。
Q5:実際に「謎解き宝探し」研修を導入いただいて、受講者の方々のご様子などはいかがでしたか。
尾崎様:全体的にリラックスして楽しみながら会話ができている、と感じました。コミュニケーションを相互に取らないと進められない仕組みなので、日頃口数が少ないような人もしっかりと自ら発言できていました。
実際に受講者からの感想にも、「楽しみながらコミュニケーションスキルを身に付けられた」「お互いに工夫を重ねることで同期との関係性がより強固になった」「チームワークで重要なポイントに気づけた」「3段階に分けて実践することでPDCAの重要性に気が付けた」といった声がありました。私たち周囲から見ても、本人たちにとっても、学び得るものは多かったのではないかと思います。
Q6: オンライン研修が定着する中で、どのようにしてコミュニケーションを取らせるか、経験学習を身に着けさせるのか、同期間の繋がりをつくっていくのか、といった課題を感じているお客様が非常に増えています。
人事やキャリア形成支援のご担当の方々に向けて、謎解き宝探し研修をどのように活用できるか、アイデアをいただけますか。
尾崎様:コミュニケーション力の向上、団結力の醸成にあたってはとても活用できると思います。また、職位や立場に関係なく、ボーダーレスで実施できることも魅力の一つです。
今回我々は新人研修として取り入れましたが、他の階層にも応用できる汎用性があると感じました。たとえば、一つの部署全員や、管理職のみを対象とするのも良さそうです。チームの団結力を高めたり、各々が日頃のコミュニケーションの癖に気づいたりできるかもしれません。
Q7:最後に、ASKUL LOGIST様として今後こんな組織にしたい、こんな人材を育成していきたい、といったビジョンがありましたらぜひお聞かせいただければと思います。
饗場様:現在の主なミッションは、次世代管理職候補を増やしていくことです。今期、人事制度を大きく見直してさまざまな育成施策を計画する予定なのですが、その中でも結局一番大事なのはコミュニケーションだと私は思っています。相手に自分の思いや考えを伝えられなければ、次世代候補として活躍するのは難しいでしょう。
私自身、何か特別なスキルを持っているわけではありませんが、いろいろな部署の人と円滑に話ができることは自分の強みだと思っています。
現場の先輩たちは話しかけやすい方が多く、私自身救われた経験が何度もあったので、自分もそんな上司になろうという気持ちをずっと大事にしてきました。
次世代管理職候補の層には、ぜひともそういったコミュニケーションスキルをどんどん伸ばしてほしい。いつまで経っても、どの階層、どの職種に就いても必要なものですからね。
尾崎様:もう一つ新卒に期待しているのは、物流と配送の部門間の架け橋になってもらうことです。物流と配送は決して切り離すことのできない、前工程・後工程の部門なので、もっと連携していければより良い組織になると考えています。
また、我々人事総務部としては「お客様・お取引先様・社員から選ばれる会社に」という目標を掲げているのですが、離職せずこの会社で長く働いて人生を送っていこう、と選んでもらえるような会社になるために、自分の視点だけではなく、視野を広げ視座を高めて物事を捉えていくことを部門全体で意識しています。簡単に言えば、相手の立場に立って物事を考えるということ。やっぱりコミュニケーションなんですよね。
中村:お二人こそがまさしく、話しかけやすい・選ばれる存在でいらっしゃるように感じます。次年度もより良い謎解き研修を実施してまいりましょう。本日は本当にありがとうございました。