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キャリこれ

日本マンパワー 永峰苑佳「生きがいと働きがいを持っている大人は、かっこいい」

インタビュー

社員

2021.5.28


①現在のお仕事内容について教えてください!

ソリューション企画部運営管理課で、研修実施にあたっての各種手配を行っています。私が担当しているのは、研修会場の管理、オンラインツールの手配、研修用アンケートの作成と集計、そして講師のスケジュール管理や講師料の支払い手続きなどです。いわゆる縁の下の力持ちのような業務ですね。
最近特に印象に残っている仕事は――本当に先ほど打ち合わせをしていたばかりなのですが――オンライン研修のアンケートの改修です。新しいツールを使えないか、というお話が出ていまして。マニュアルなども特にないので、まだどのようにツールを活用していくかを考えている段階なのですが、一からの作業ということで楽しく取り組んでいるところです。

②入社のきっかけは?

●街づくりとは、結局「人づくり」
入社を決めた最大の理由は、「いきいき働く人が増えれば、社会は変わる」という理念に共感したからです。大学時代の専攻は街づくりだったので、人材には一見まったく関係のないと思える学部でした。ただ、街づくりや地域開発に携わりながら「良い街とは?良い街づくりとは?」と考えていく中で、結局は「人づくり」だなと行きついたんです。財政的に豊かだとか、人口が特別に多いことだけが良い街の条件ではなく、一人ひとりが生きがいや働きがい、満足感を持って生きているかどうかが大事なのではないか、と。そういった面で、当社の理念にはとても惹かれました。
私にとっての現時点での目標は、人に生きがいや働きがいを創り出してもらうための、手段やアプローチ方法を見つけることです。あわよくば、その気づきを街づくりや地域開発にも活かしてみたい。もしかしたら明確な正解はないのかもしれませんが、自分なりの答えを日本マンパワーで見つけられたらいいな、と思っています。
●多様な価値観を体感したフィリピン留学
そもそも街づくりに興味を持った契機は、大学の時に参加した、フィリピンへの留学や、地方への国内留学でした。フィリピンでは、最終日の授業が特に印象に残っています。日比関係の国際協力の話題から、現地の先生が「日本がフィリピンに対して経済的な支援を継続するのは、幸せなことですよね?」という質問をされたんです。我々日本人の一般的な感覚ですと、フィリピンが自力で国を豊かにしていけるようにすることがゴールでは、と考えてしまうと思います。でも、私が出会った多くのフィリピンの人々はそうではなく、繋がり続けることが幸せだと感じていました。
そうか、と……。よく考えると、育っている環境や暮らしている状況が日本とはまったく異なりますし、根本的に価値観が大きく違うんですよね。街づくりはやってみたかったのですが、海外となると現地の方との感覚に隔たりがあるし、そこに介入するのはこちらの考えを押し付けることにもなるかもしれない、と違和感がありました。以降は、地方の企業に住み込みでインターンシップをする国内留学に行くようになりました。
●仕事に本気で向き合う社会人との出逢い
一番初めは長野県。そこで最も衝撃を受けたのが、長野の方々が自分の仕事にすごく誇りを持っていたことです。インターン期間中に一度、学生を受け入れている様々な企業の社長さんや、その従業員の方がみんなで集まる飲み会がありました。皆全然違う産業の人たちなんです。農産物加工所のおばあちゃんもいれば、自転車屋さんの店主、伝統工芸品を作っている人や、IT企業の社長まで。その全員が共通して、「各々の仕事を通してどうすれば町がもっと盛り上がるか」と長野の話題で白熱していたんです!
本当に普通の飲み会だったのに、自然にそういう話が始まって。社会人の飲み会は上司の愚痴を言う場なのではという勝手なイメージがあったので(笑)、価値観を大きく揺さぶられたというか……仕事にやりがいを持っている大人って、すごくかっこいいなと思いました。
それからは地域の魅力にどっぷり浸かり、岩手、広島、徳島など、合計四か所まわりました。環境破壊の問題に本気で向き合う方の姿を見て、カルチャーショックを受けたこともありました。そのうちに、「彼らの役に立つことを何かできないか。自分も地域を元気にできるような大人になりたい」と思い始めるようになりました。でも、自分はまだまだ経験不足なので、まずは一度普通に就職して、自分なりに生きがいや働きがいを作るアプローチ方法を探してみようと考えたのが、入社のきっかけですね。

③永峰さんのにとっての「自分らしさ」とは?

違いも楽しむことができるところです。それこそ、先ほどのフィリピンや地方での経験が、「違いを楽しむ」ということに気づいた要因です。高校まで過ごしてきた地元の生活を抜け出して、これまでとは全く異なる海外の価値観に触れ、地方で都会とは違う働き方をしている人たちと出逢っていくうちに、自分の常識や知識の範囲の狭さを実感したのですが、衝撃を受けつつも、その違いを面白いな、と思っている自分がいることにも気づきました。
同じ物事でも、人によって捉え方が違ったりするのって面白いと思います。あとは、個性的な人が好きですね。ユニークな人がいても、出る杭打たれる、みたいな雰囲気ではなく、むしろその個性を伸ばしていくような雰囲気を作っていける人間になりたいです。

④永峰さんの名刺の色はブラウンですね。この色を選んだ理由を教えてください

最初は、単純に好きな色だから、という理由でターコイズを選んだのですが、同期と一緒に名刺の色を決めるワークを行った際、私以外の全員がブラウンを勧めてくれたんです。
■自分のカラーで「自分らしさ」を表現する。名刺ワークショップレポート
https://future-career-labo.com/2020/10/29/kaneko01/
特に、ある同期の子から「母なる大地の色が似合う」と言われたのが面白く、また嬉しかったので、最終的にブラウンを選びました。ブラウンの意味(注:落ち着きがあり堅実、安心感を与えられる、包容力がある)にも違和感はなく、むしろ気に入っています。

⑤今後の目標があれば、ぜひ教えてください!

ジョブクラフティングマスターになることです!
※「ジョブクラフティング(Job=仕事、Crafting=創る)」とは、社員1人ひとりが、担当する仕事への見方・考え方や取組み方を工夫し、自分にとって意味があるものに創り変えていく手法。
≪ジョブクラフティング関連記事≫
 https://future-career-labo.com/2021/02/12/akimoto01/
昨年は、とにかく上から来る仕事をしっかりこなしていく一年間にしていたのですが、今年度からはもう少し、先ほどお話ししたような生きがいや働きがいをつくるためのプロセスにもシフトしていきたいな、と思っています。ジョブクラフティングのコンテンツに関わることが、そのプロセスへの近道になりそうなので、研修のオブザーブをしたり企画の打ち合わせに加わったりして、理解を深めていきたいところです。
具体的な中身はまだあまり把握していないのですが、ジョブクラフティングについて学ぶことで、まずは自分自身が働きがいを持って仕事に取り組めればと。やりがいがあるような仕事をするのももちろん大事ですけれど、今の仕事への見方を変えて自らやりがいをつくるような、リフレーミングの部分も勉強できたら面白いのではないか、と思っています。
また、私が地域活性化に興味を持っている、ということで越境学習などをテーマにしたプログラムを作るお話に交ぜていただいておりまして、やりがいを持って取り組んでいけそうだと感じています。実は、部長が毎月の1on1の中で仕事以外の話もできる時間を設けてくださっていて、自分のやりたいことについて会社の枠組みを超えた自由なお話ができているんです。今回のお話もそれがきっかけだったので、とてもありがたいです。自分がやりたいことを表現すると叶いやすくなる、というのを、今まさに実感しています。